Vol.16
NO TEATIME , NO LIFE
仙田充利(せんだみつとし)さん
日本紅茶協会ティーインストラクター(26期)
紅茶専門店ロンネフェルト松江 オーナー
2018年ティーインストラクターオブザイヤー グランプリ受賞
ロンネフェルトティーマスターゴールド
19歳より紅茶の勉強を始める。
ドイツの紅茶ブランド「ロンネフェルト」の認定を受け、「紅茶専門店ロンネフェルト松江」をオープン。
現在はティーパーティーや紅茶教室などをメインに活動中。
Q.紅茶との出会いを教えてください。
私と紅茶の出会いは19歳の時で、当時働いていたカフェがきっかけでした。
そのカフェで飲んだ紅茶に感動し、「紅茶ってこんなに深いのか!」となり、興味を持ったのが始まりです。
Q.ティーインストラクターを目指したきっかけは?
紅茶のお店をオープンし、独学や自社取扱ブランドの資格取得などで勉強はしておりましたが、日本紅茶協会認定の資格ということで、基礎からもう一度勉強してみようと思ったのがきっかけです。
Q.ティーインストラクターになって良かったことについて。
以前よりティーセミナーを開催していたのですが、ティーインストラクターの養成研修を受ける中で紅茶の淹れ方の説明の言い回しなどを教わり、今まで自分の言葉で説明していたよりもより伝わりやすい所作や言い回しなどを学びました。
結果、その後のティーセミナーにとても役立っています。
また取得後は、日本紅茶協会や日本ティーインストラクター会が主催する様々なイベントなどに参加できたり、全国にいる同じティーインストラクターの仲間との繋がりができたことが良かったです。
Q.紅茶の魅力やご自身の紅茶に対する思いをお聞かせください。
紅茶は嗜好品であり、生活に必ずしも欠かせないものではありませんが、日常に紅茶がある生活を送ると心の余裕ができます。
その日の気分によって飲む紅茶を変えたり、忙しい毎日の中にティータイムを取り入れることによって、自身をリセットすることができると考えています。
また、農産物ゆえ毎年様々な出来の紅茶が海外から仕入れられます。
その中でお気に入りの茶園の紅茶を見つけ、その茶園の茶畑の風景や、生産過程、そしてその生産者から日本に届いてくるまでのプロセスや背景を考えながら紅茶を飲むと、心がワクワクします。
Q.販売や営業などの際は、どのようなことに気を付けていらっしゃいますか?
私の営むお店では約90種類の紅茶を取り扱っています。
ご来店いただくお客様皆様が紅茶に詳しいわけではありません。
その中で、お客様との会話の中からそれぞれが求めていらっしゃる紅茶を一緒にお探しするお手伝いをするということが私の役目だと思っています。
ご自身で召し上がられる紅茶にしても、プレゼントにしても、その紅茶の先にあるティータイムがより良いものになるよう努めています。
Q.これからの夢・目標をお知らせください。
まだまだ紅茶は「敷居が高い」「特別なもの」というイメージが根付いています。
もっともっと紅茶を身近に感じてもらうためにも、型にとらわれずカジュアルに楽しんでいただけるようにしたいと思っています。(もちろん英国式のカチッとしたアフタヌーンティーも大好きですが(笑))
Q.皆さんへ伝えたいことがありましたら、ご自由にご記入ください。
紅茶について学びたい、将来紅茶教室などを開きたい、などお考えの方には是非日本紅茶協会のティーインストラクター養成研修を受けるところから始められるのをお勧めします。
独学で得ることもできますが、上述したように効率的にかつわかりやすく人に伝えるスキルや、美味しい紅茶の淹れ方を習得することができます。
ぜひご一緒に紅茶文化の普及のために活動できる日を楽しみにしております。