活躍するティーインストラクター

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Vol.13

紅茶は私にとって
"あらゆる意味で潤いをもたらしてくれるもの"

岡本陽子さん

日本紅茶協会認定シニアティーインストラクター（13期）

名古屋カフェパティシエ＆調理専門学校講師
浜松NHK文化センター、とよた中日文化センターにて紅茶講座を開催中
2011年の初回より紅茶フェスティバルin尾張旭にて紅茶セミナーを担当

Q.紅茶との出会い、そしてティーインストラクターを取得したきっかけは？

初めて就いた仕事は接客業だったのですが、ある時上司が新人の私に美味しい紅茶の淹れかたのレクチャーをしてくれました。その時淹れてもらった紅茶が美味しかったこともあるのですが、その時の上司の教え『紅茶に限らず我々はいつも最高の環境や食材でおもてなしできるわけではない。でも全てを最良の状態にすべく工夫することはできる』は、私の職業観になったと同時に、「目の前の紅茶を最良の状態で淹れられるようになりたい。もっと紅茶について深く学びたい」と思うきっかけになりました。

Q.ティーインストラクターとしてこれだけは必ず伝えようと心掛けていることはありますか？

紅茶の魅力は様々。言葉で語るのは難しいので、セミナーではとにかく「美味しい」という体験をしていただきたいと思っています。「もっと色々な紅茶を飲んでみたくなった」と感じていただければ最高です。

Q.ティーインストラクターになって良かったことは？

多くのティーラヴァーとの出会い。

Q.愛知県尾張旭市は、紅茶の認定店が日本一多い市ですが、どのようなイメージをお持ちですか？

親戚の子の成長を眩しく眺めるおばちゃんのような心境です。喫茶店に行くことを「コーヒー飲みに行く」と言う愛知において、紅茶でまちおこしというのは、全面的に応援の気持ちがあるものの、やや心配でもありました。今ではすっかり紅茶のまちとして知られるようになり、大変嬉しく思っています。

Q.岡本さんが、癒されたい時のとっておきの紅茶は？

産地の好みに偏りはなく、それぞれ美味しいなぁとしみじみ思います。ペアリングが好きなので、季節のお菓子にぴったりな紅茶を選んでいただくのが日々の癒しの時間です。春には苺のお菓子とダージリンファーストフラッシュを、冬の寒い日ならブラウニーと大きめマグにたっぷりのアッサムのミルクティーを、ちょっとしゃきっとしたい時には、シャンパントリュフにダージリンセカンドフラッシュ等、季節やお菓子、その時の気分で合わせる紅茶を変えて楽しんでいます。

Q.元気になるアレンジティー教えてください。

甘くてスパイシーなチャイ。作り方はオーソドックスです。シナモン、カルダモン、クローブ、ジンジャーをスパイスマッシャーでたたき、手鍋に茶葉、水と一緒に入れて火にかけます。
ぐらっときたら火を止め、蓋をして3～4分蒸らした後、牛乳を加えて再度沸騰直前まで温めます。ブラウンシュガーを入れていただくのが好きです。