日本ティーインストラクター会 TEA INSTRUCTORS SOCIETY OF JAPAN
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活躍するティーインストラクター

Vol.12

幸せのスタートは笑顔から、
あふれる笑顔を紅茶から!

冨士岡直子さん
冨士岡直子さん
日本紅茶協会認定ティーインストラクター(26期)
紅茶教室teTean主宰
2019年ティーインストラクターオブザイヤーに てグランプリを受賞。
NHK文化センター 紅茶で楽しむ365日 講師
NHK ひるまえ直送便出演(紅茶のいれかたと活用)
テレビ新広島 ひろしま満点ママ 教えてティーチャー 出演など
メディアで活躍中。

Q.紅茶との出会い

"紅茶"という飲み物に自ら興味を持った1番古い記憶は、小学生の低学年の頃。
父が知人からお土産で頂いたフォションの缶入り紅茶でした。金色の高価そうな缶からは、嗅いだことのない甘酸っぱいリンゴの香り。最初の記憶にある紅茶は、アップルティーでした。父が乳製品食品関係に勤めていたこともあり、週に2.3度は食卓にケーキが登場していた我が家。ケーキが特別なスイーツではなかった我が家のその時間に、お気に入りのアップルティーをいれてもらえる、ということが何よりの楽しみとなりました。

Q.ティーインストラクターを目指すきっかけ

ひょんなことがきっかけで、2014年にバッグ一つ抱えて単身スリランカへ旅に出ました。
一人旅という特質上、現地の方との触れ合い、共に過ごす毎日。そこで、毎日かかさず飲んでいたのが紅茶です。もちろん、あのアップルティーではなく、"セイロンティー"現地の新鮮なお茶です。どこの家庭でもスーパーでも大量にストックされ販売されている紅茶!およそ3ヶ月の旅で1番習慣になったことが"紅茶を飲む時間"でした。
心身共に勇気づけて、前に進むエネルギーをくれたのがスリランカの人々と紅茶でした。
少し特別な時間というイメージを持っていた紅茶が、こんなにも日常的で、毎日を楽しくしてくれる。
このワクワクをもっと多くの人にも伝えたい!と思うようになり、帰国後、ティーインストラクターの資格を取得することを目指しました。

Q.オブ・ザ・イヤー受賞作誕生のきっかけ

体験したことのない美味しい食べ物との出会いは、誰かに教えたくなるもの。素敵な時間や素敵な味は大好きな人たちと共有したいと思うもの。
その人間らしさを紅茶で体験できないか?と考えていました。ただ、気になっていたのは"紅茶"というイメージと日常との距離でした。
素敵な場所でおしゃれをして飲む紅茶はもちろん素敵ですが、スーパーでも手に入りやすい身近な食材なのに嬉しくなる、そんな驚きも含んだ紅茶にできないかな、と手に取ったのが茗荷でした。実は実家の庭に困るほど生えていた食材で、旬の時期にはその調理に頭を抱えていたほど。そんな茗荷について調べてみると、別の名を"ジャパニーズジンジャー"。
海外の方から見ても、日本的な食材であることは、国内に留まらず、どんな方にも驚きと喜びを感じてもらえる食材なのでは、と思い、どうにかこの食材を簡単な方法で誰かに自慢したくなるようなアレンジティーに出来ないか、と作り始めました。
いつも新しい発想の源が、皆さんの笑顔である事にとても感謝します。

以下参照レシピ(日本紅茶協会にリンクします)
スパイス香る茗荷のティーフローズン
https://www.tea-a.gr.jp/contest/contest2019/recipe01/

Q.これからの夢、目標

夢は、"新しい紅茶の発見"
中国の緑茶から始まり、工夫紅茶やインド、スリランカなどで栽培されるようになった茶。茶の味を安定させて変わらない安心感をくれたブレンドの技術や、香りと記憶を結びつけてくれるフレーバードティー!
まだまだ、お茶の持つ可能性はたくさんあるのではないか、と思っています。
今までにない新しい加工や、今までにない新しい組み合わせ、いれかた、アレンジなどをたくさんの発見で、たくさんの人の日常に多くの笑顔を届けていくことが目標です。
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